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全面貼合技術の紹介
2024/05/22
1. 光学全面貼合技術
ディスプレイの構造を見ると、画面は上から保護ガラス、タッチスクリーン、ディスプレイの三部分に分けられます。これら三部分は貼合によってタッチディスプレイを構成し、通常二度の貼合が必要です、つまり保護ガラスとタッチスクリーン間、そしてディスプレイとタッチスクリーン間の貼合です。
光学全面貼合技術、またはnon-air-gap技術とも呼ばれ、OCA光学フィルムまたはOCR液体光学接着剤を用いて空気層を埋めます。
従来のフレーム貼合と比べ、全面貼合には以下の利点があります:
1. ディスプレイ効果を向上。OCA/OCR層を用いることで層間の界面反射を低減し、環境光の反射を減らし、ディスプレイの光透過率を向上させ、画像のコントラストを高めます。
2. 画面をほこりや水蒸気から隔離し、画面の清潔さを保ち、環境適応性を向上します。
3. 画面の厚みを減らし、デバイス全体の厚みを下げると同時に、タッチの感度を高めます。
4. 信号のノイズ干渉を減らし、タッチ操作の精度と感度を向上させます。

2. OCA貼合工程の解析
OCA貼合工程
ディスプレイは保護ガラス、タッチスクリーン、ディスプレイで構成され、全面貼合では通常CTP構造のOn/In cell、OGS、GF/GFFが用いられます。OCA貼合工程では、FPCボンディング後のSensorとカバーガラスを貼り合わせ、二度の貼合が必要です、それはSense glassとPSAの貼り付け、そしてSense glassとカバーガラスの貼り付けです。

OCA貼合の長所と短所
長所:
1. 眩しさを減少させ、LCDからの光の損失を減少させ、LCDの明るさを増加させ、高い透過率を提供し、エネルギー消費を減少させます。
2. コントラストを増加させ、特に強い光の下でのコントラストを向上させます。
3. 面接続の強度が高まります。
4. ニュートンリングを避けます。
5. 製品の表面がより平らになります。
6. 境界がなく、視覚領域を拡大します。
7. 厚みの隙間を正確に制御し、隙間の厚みはOCAフィルムの厚みと同じで、使用する接着剤の量が少なくて済みます。
8. 貼合設備の投資が少なく、OCA貼合設備の価格はOCR貼合設備の価格よりも一桁低いです。
9. 工程が比較的シンプルで、再現性が高く、効率も高いです。
10. 透光率は92-99%以上です。

短所:
1. OCAフィルムの表面に粘着性があり、剥離フィルムを剥がす際に表面に跡が残りやすく、貼り合わせる際に気泡が入りやすいです。埃や不純物が付着しやすく、二次汚染の原因となります。
2. OCAフィルムとFILMの貼り合わせ過程で、手作業での圧力が均一でなく、しわが寄ったり気泡が発生しやすいです。G+Gの貼合には垂直プレス式の組み立て機を使用し、加熱加圧下での空気の排除が難しく、気泡が発生しやすく、脱泡機の効果も限られています。
3. OCAの流動性が低く、Sensorの貼合やカバーガラスの貼合時にITO回路の溝やインクの充填が困難です。
4. OCAの接着性能が弱く、貼り合わせた製品は反発するリスクがあります。
5. OCAは大型の貼合には不向きで、生産効率が低く、人件費が高いです。
6. OCAをG+Gで貼合する際は、中型サイズ(10インチ程度)での作業が困難で、大型サイズの貼合(15.6インチ、48インチ、72インチなど)はさらに困難です。サイズが大きくなるにつれて、困難度が増し、生産効率が低下し、良品率も低下します。
7. OCA貼合後は、画面の強度や防爆性能を効果的に向上させることができません。特にOGSは防爆フィルムの貼合が必要です。貼合後の画面の防爆効果が悪く、耐衝撃性が低く、画面が破損しやすいです。
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