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液晶表示パネルのポジティブモードとネガティブモードの比較
2025/07/03
液晶表示パネルにはTN、STN、FSTN、VAなど様々な駆動方式が存在し、それぞれ表示特性が異なります。さらに、同一の駆動方式であってもポジティブモード(陽極性)とネガティブモード(陰極性)が存在し、これらは表示特性や用途に大きな影響を及ぼします。本稿では両者の技術的特徴と適応シーンを分析し、最適な選択基準を提示します。

ポジティブモード(陽極性)LCDの特徴

技術的特徴:
明るい背景・暗い文字表示(例:黄緑背景・黒文字、灰白背景・黒文字)
半透過反射(トランスフレクティブ)偏光板または反射型偏光板を採用
外部光を積極的に利用するため、バックライトが不要(或いは低輝度で動作可能)
駆動電力が大幅に低減(電池駆動機器に最適)

優位性が発揮されるシーン:
屋外/高照度環境(直射日光下でも明瞭な視認性)
省電力が要求される機器(温湿度計、電力メーター、携帯機器等)
高コントラスト表示(黄緑STNはコントラスト比500:1以上達成可)

ネガティブモード(陰極性)LCDの特徴

技術的特徴:
暗い背景・明るい文字表示(例:青黒背景・白文字、深緑背景・黄文字)
透過型(トランスミッシブ)偏光板採用のためバックライトが必須
広視野角特性(特にVA/IPS方式は178°に達する)
視覚的デプス感と高級感のある表示

優位性が発揮されるシーン:
室内/低照度環境(航空機計器盤、ベッドサイド時計、医療機器)
視野角が要求される用途(公共表示板、車載ディスプレイ)
ファッション性重視機器(高級時計、美容機器)
映像表示機器(TFT/IPSの殆どがネガ)

主要性能対照表


実用的選定ガイドライン:

屋外/移動機器用途
→ ポジティブモードが最適(例:建設機械表示部、農業用センサー)
デザイン性・視野角重視
→ ネガティブモードのVA/IPSを推奨(例:高級車メーター、家電操作パネル)

24時間運用環境
→ ハイブリッド選択が有効:
日中:反射型ポジティブモード(バックライトOFF)
夜間:バックライト点灯でネガ表示

OLED特殊注意点:
OLEDのネガ表示(黒背景)は真のブラック表現が可能
ただしバーンインリスクあり(同一表示の長時間表示回避)

結論
ポジティブ/ネガティブモードには絶対的優劣は存在しません。機器の使用環境(照度条件)、駆動電力制約、視認性要求を総合的に評価し、下記原則で選定する必要があります:

屋外/省電力優先 → ポジティブモード
室内/デザイン性優先 → ネガティブモード
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