2024/01/19
多くのお客様がLCD液晶ディスプレイの消費電力について質問されますが、得られる答えは様々です。今日はその問題について解説します。
LCD液晶ディスプレイの消費電力は、主に以下の4つの要素に関連しています(外部の部品は除外):
1、液晶ディスプレイのサイズ
液晶ディスプレイ内部は多くの回路線で構成されており、ディスプレイサイズが大きくなると、内容が増えるだけでなく、回路線の長さも増えます。そのため、サイズが大きいほど、消費電力も大きくなります。
2、液晶ディスプレイのタイプ
液晶ディスプレイには低インピーダンスと高インピーダンスのタイプがあります。低インピーダンスと高インピーダンスは、内部の回路線の抵抗値を指します。抵抗値が低いほど、電流の損失が少なく、消費電力も相対的に低くなります。
3、チップのタイプ
チップのタイプは、液晶ディスプレイの消費電力と直接関係はありませんが、重要なのは負荷能力です。不十分な知識を持つ人々はこの点を見落としがちで、結果として液晶ディスプレイにバグやリスクが生じることがあります。液晶ディスプレイの設計では、チップとガラスの相性を考慮する必要があります。例えば、液晶ディスプレイの全負荷駆動電流が100マイクロアンペア必要なのに対し、チップのサポートは最大80マイクロアンペアの場合、全ディスプレイ表示時に問題が生じる可能性があります。各チップの最大サポート電流は、仕様書に記載されています。
4、バックライト
消費電力を考えると、液晶ディスプレイの消費電力の99%はバックライトによるものです。バックライトの消費電力は容易に計算でき、通常はバックライト内のLEDランプの数に基づいています。一つのランプの消費電力は15mAで、3つのランプであれば45mAです。
以上は、LCDモノクロ液晶ディスプレイの消費電力に関するご説明です。これらの要素を考慮して、適切な液晶ディスプレイを選択することが重要です。